映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・ドライバー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウォルター・ヒル監督の「ザ・ドライバー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 犯罪者の逃亡を助ける「ドライバー」と

 彼を捕らえようとする刑事との対決を描いた本作は

 カーアクション映画の枠を超えた「激しくも哀しい対決映画」であります。

 過去・内面の描写を避けているにもかかわらず

 人間くささに満ちあふれた登場人物と

 闇夜を貫くカーチェイスの激しさが一体となることによって生まれる

 「男気あふれる鬼ごっこ」は

 私に「対決」の興奮と哀愁にあふれた時間を与えてくれました。

 (白黒定まらぬ「最終決着」の姿も印象的です。)

 まさに「70年代的苦味」と「カーアクションの魅力」が一体となった

 作品であると言えるでしょう。

 W・ヒル監督ならではの男らしさと追いかけっこの醍醐味が

 見事に融合した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。