映画に感謝を捧ぐ! 「カサブランカ」
映画感謝人GHMです。
今回はマイケル・カーティス監督の「カサブランカ」に
感謝を捧げようと思います。
ナチス・ドイツに支配されたモロッコの都「カサブランカ」で展開される
愛と友情を描いた本作は
甘さと過激さが見事に融合した作品であります。
甘美なラブ・ロマンスとナチス・ドイツへの反発を融合させ
自然な形で政治的メッセージを伝えようとするスタッフ陣の戦略によって生まれた
「美しくも過激な物語」は
私を感動と感心の入り交じった感情を与えてくれました。
(自らの個性を発揮しつつ、主人公たちを引き立てていく
脇役陣の熱演ぶりも感動的です。)
まさに「時代の空気を示す恋愛劇」で呼ぶにふさわしい作品であると
言えるでしょう。
メッセージ映画にありがちな「押しつけ臭」を
ロマンティックな筋書きによって緩和するという
巧妙なる映画テクニックを見せてくれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。