映画に感謝を捧ぐ! 「ファーゴ」
映画感謝人GHMです。
今回はジョエル・コーエン監督の「ファーゴ」に
感謝を捧げようと思います。
狂言誘拐計画によってもたらされた
悲劇を描いた本作は
のどかさと残酷なが共存する異色作であります。
ホラー映画を思わせる残酷描写・美しくものどかな風景
サスペンスとコメディを融合させたかのようなストーリーが
一つとなることによって生まれる「ほのぼのとした惨劇」は
私に「人間の罪深さと愚かしさ」を再認識する機会を
与えてくれました。
(優しさと皮肉に満ちた幕切れも印象的です。)
まさに「美しき銀世界で繰り広げられる
愚か者たちの宴」と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。
個性的な外見・性格を持った登場人物たちと
ブラック・ユーモア風味の物語との「幸福な結婚」を
見せてくれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。