映画に感謝を捧ぐ! 「マシンガン・パニック/笑う警官」

 映画感謝人GHMです。

 今回はスチュアート・ローゼンバーグ監督の「マシンガン・パニック/笑う警官」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーの同名小説をもとにして作られた本作は

 犯罪捜査の「苦味」を見事に表現した作品であります。

 人間関係に悩み、情報に振り回されながら

 真実を追い続ける刑事たちの姿を

 映画的盛り上げに頼ることなく静かに描くことによって生まれる

 「哀愁漂う犯罪捜査劇」は

 私に「勧善懲悪」の影に潜む悲哀と狂気を

 示してくれました。

 まさに「悪人退治の痛快さ」の裏側を描く作品であると言えるでしょう。

 エンターテインメントとしての面白さよりも

 社会の闇に向き合うことの悲しさ・惨めさを描くことに重きを置いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。