映画に感謝を捧ぐ! 「グッバイ・ラバー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はローランド・ジョフィ監督の「グッバイ・ラバー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 二転三転する保険金殺人計画の行方を描いた本作は

 独特の音楽センスが冴え渡る作品であります。

 「バッハ」や「サウンド・オブ・ミュージック」の名曲に見守られながら

 陰謀渦巻く物語が展開されていく姿は

 私に「人生の光と影」が紙一重の位置にあることを

 示してくれました。

 (主演女優P・アークエットの「善行を尊ぶ悪女」ぶりが

 心地良い皮肉のスパイスとなって

 作品の味わいを高めている点も見逃せません。)

 

 まさに「奇妙なユーモアに彩られた犯罪サスペンス」であると

 言えるでしょう。

 「バッハ」や「サウンド・オブ・ミュージック」の皮肉な使い方によって

 他のサスペンスにはない個性を得た本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。