映画に感謝を捧ぐ! 「マラソンマン」
映画感謝人GHMです。
今回はジョン・シュレシンジャー監督の「マラソンマン」に
感謝を捧げようと思います。
ウイリアム・ゴールドマンの小説をもとにして作られた本作は
強さと弱さが共存するサスペンス映画であります。
D・ホフマン扮する「恐怖と悲しみ」から生まれた荒々しさを持つ主人公と
L・オリビエ扮する「不安感」から生まれた残酷さを持つ悪漢との対決は
私に「強さと弱さ」の関係について考える時間を
与えてくれました。
(人種・国籍へのこだわりが強い点も印象的です。)
まさに「苦き世界のサスペンス映画」であると言えるでしょう。
巻き込まれサスペンスの王道と
J・シュレシンジャー監督ならではの「冷徹なるアメリカ観」が一体となった本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。