映画に感謝を捧ぐ! 「眼下の敵」

 映画感謝人GHMです。

 今回はディック・ポウエル監督の「眼下の敵」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 D・A・レイナーの小説「水面下の敵」をもとにして作られた本作は

 戦場に生きる男たちの情熱と絆に心打たれる作品であります。

 見えざる敵に勝つため知略を尽くす男たちの「情熱」と

 闘いの中で強まっていく男たちの「絆」は

 私に感動と戦慄に満ちた時間を与えてくれました。

 (単なる戦争活劇に留まらず、戦士の哀愁や

 敵を知ることによって生まれる「共感」を描いている点も見逃せません。)

 まさに、知略と魂を総動員して展開される「男の対決」を静かに描いた

 戦争映画であると言えるでしょう。

 少年漫画を思わせる「対立から生まれる友情」

 反戦を口にすることなくとも伝わる「戦争の悲しさ」

 駆逐艦・潜水艦の持つ「閉塞感」を見事に表現した映像によって

 潜水艦映画の雄となった本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。