映画に感謝を捧ぐ! 「パンチドランク・ラブ」

 映画感謝人GJHMです。

 今回はポール・トーマス・アンダーソン監督の「パンチドランク・ラブ」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 7人の姉に翻弄される主人公の愛と狂気を描いた本作は

 心地良い馬鹿馬鹿しさと哀愁が見事に調和した

 異色の恋愛劇であります。

 主演男優A・サンドラーが

 状況に応じた「シリアスとコミカルの使い分け」によって

 共演者の持ち味・アクシデントの面白さを高めていく姿は

 私に「受け芸」の醍醐味を見せてくれました。

 (本来なら「迷惑男」である主人公を

 「愛すべき道化」の域に到達させる名演ぶりには

 感動さえ覚えました。)

 まさに「絶妙の振り回されぶり」を満喫できる作品であると

 言えるでしょう。

 特異な家庭環境がもたらす「ストレス」によって生まれた

 「心中の獣」に振り回させる主人公の愛と悲しみを

 ユーモアたっぷりに描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。