映画に感謝を捧ぐ! 「沈黙の行方」

 映画感謝人GHMです。

 今回はトム・マクローリン監督の「沈黙の行方」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 息子を失った心理学者と母親を失った少年との交流によって

 恐るべき真実が浮かび上がる姿を描いた本作は

 人の心・過去に触れることの重さを描いた作品であります。

 少年の中に封じられた「思い」に近づくことによって

 自らが封じ込めた「真実」を呼び覚ます痛みに直面した主人公の姿は

 私に「人の心を知る」ことの重みと

 「人の魂に触れる」ことを生業とする人間が持つべき「覚悟」を示してくれました。

 (安易な「犯人自滅」に逃避せず「救い」に向かっていく幕切れとなっている点も

 素晴らしいです。)

 まさに「魂の(対決映画)」と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。

 

 アクション・犯罪捜査映画とは一味違う緊張感を持った

 「対決」を見せてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。