映画に感謝を捧ぐ! 「間諜(1937年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はヴィクター・サヴィル監督の「間諜(1937年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 1918年のパリに潜伏した女性スパイの

 愛と策謀の日々を描いた本作は

 時代の二面性を上品に描いた作品であります。

 平和な日常を感じさせる場面と戦闘・謀略場面を

 交互に写し出すことによって生まれる「皮肉に満ちた日々」は

 私に「闘いと平和が紙一重の位置にある」ことを

 示してくれました。

 (清純な雰囲気を持ったV・リーを女性スパイ役に据えるという大胆な発想に

 筋の通った理由を加えることで「ブラック・ユーモア的世界観」を

 高めている点も見逃せません。)

 まさに「歴史の持つ二つの顔を映し出す」スパイ映画であると言えるでしょう。

 華やかな世界と陰謀渦巻く世界が同時進行していく姿が

 

 印象的な本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。