映画に感謝を捧ぐ! 「ネットワーク」
映画感謝人GHMです。
今回はシドニー・ルメット監督の「ネットワーク」に
感謝を捧げようと思います。
狂気に捕らわれたニュース・キャスターが
周囲の思惑によって英雄に祭り上げられていく姿を描いた本作は
「エンターテインメント」の闇を写し出す過激作であります。
フィクションとは思えないほどの生々しさで描かれた
「TVネットワークに魂を破壊されていく人々の姿」は
私にモンスターや悪漢には生み出せない「悪意なき恐怖」を見せてくれました。
(「冷静さを保ちながら物事を見る」ことの大切さを教えてくれる
作品でもあると思います。)
まさに「社会派怪奇映画」と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。
凄まじい言葉のアクションと過剰なまでの熱演によって
「表面的な派手さに惑わされない精神」の大切さを説いた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。