映画に感謝を捧ぐ! 「マーヴェリック」

 映画感謝人GHMです。

 今回はリチャード・ドナー監督の「マーヴェリック」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 1957年~60年にかけて放送された同名TVシリーズをもとにして作られた本作は

 懐かしくも痛快な「お笑い西部劇」の雄であります。

 西部劇の王道・名場面をコメディ風味に加工したシーンの数々

 緊張感よりもコミカルさに重きを置いたアクション・シーン

 西部劇らしからぬ音楽の数々

 渋みとユーモアを兼ね備えた脇役J・ガーナーの熱演

 (特に終盤におけるどんでん返しの連打)

 これらの要素が一体となって「肩の力を抜いて楽しむべき西部劇」を作り上げていく姿は

 私に「西部劇の醍醐味」と「痛快喜劇の醍醐味」を同時体験する機会を

 与えてくれました。

 (深刻一辺倒のアクションよりコミカルな題材のほうが

 R・ドナー監督のスタイルを生かせるのかも知れません。)

 

 まさに「アメリカにおける西部劇の伝統」が生み出した作品であると言えるでしょう。

 伝統精神への敬意とユーモア精神を兼ね備えた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。