映画に感謝を捧ぐ! 「スリー・リバース」

 映画感謝人GHMです。

 今回はローディー・ヘリントン監督の「スリー・リバース」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 連続殺人事件の謎に迫る

 水上パトロール警官の姿を描いた本作は

 軽量アクション・サスペンスの王道と風刺精神が一体となった作品であります。

 「川」という舞台を生かした追いかけっこアクションと

 警察システム・家族愛に対する皮肉のこもったストーリーが

 一体となって生まれた「痛快にして苦い捜査網」は

 私に勧善懲悪の快感と風刺劇の苦味を同時体験する機会を

 与えてくれました。

 (事件の真相がどんでん返しサスペンスに対する

 「茶化し」となっている点も見逃せません。)

 まさに「ブラック・ユーモア風味のアクション・サスペンス」であると

 言えるでしょう。

 身をもって「どんでん返しサスペンス」の弱点と

 警察システムの危険性を訴えた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。