映画に感謝を捧ぐ! 「狼たちの町」
映画感謝人GHMです。
今回はリー・タマホリ監督の「狼たちの町」に
感謝を捧げようと思います。
殺人事件の背後に潜む陰謀に立ち向かう
ロス市警特捜班の姿を描いた本作は
対照的な要素の融合が奇妙な味わいをもたらす様に
驚かされる作品であります。
恐るべき陰謀と愛憎劇が一つのなった物語と
荒っぽさと弱さを兼ね備えた主人公が一体となることによって生まれる
激しくも滑稽なサスペンスは
私に他のサスペンス映画とは一味違う「人間味あふれる光景」を
見せてくれました。
(主人公が愛した世界の「崩壊」を写し出した終幕も印象的です。)
まさに「陰謀と愛に満ちたサスペンス映画」であると言えるでしょう。
罪深き男たちの愛と野望が混ざり合った「白黒付けがたい世界」を
堪能させてくれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。