映画に感謝を捧ぐ! 「追憶」

 映画感謝人GHMです。

 今回はシドニー・ポラック監督の「追憶」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 政治運動に人生を捧げた女性と

 作家志望の男性との恋模様を描いた本作は

 70年代アメリカの空気が生んだ恋愛劇であります。

 理想主義を象徴するヒロイン(B・ストライサンド)と

 現実主義を象徴する男性(R・レッドフォード)が

 愛情で結ばれながらも別の道を歩む姿は

 私に恋愛関係とは異なる「男女の絆」の存在と

 信念に生きる人間の「孤独」を見せてくれました。

 まさにS・ポラック監督の十八番「恋愛劇+α」が

 冴え渡る作品であるといえるでしょう。

 映画の都ハリウッドの「呪われた過去」と

 恋愛悲劇の醍醐味が見事に調和した本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。