映画に感謝を捧ぐ! 「華氏451」

 映画感謝人GHMです。

 今回はフランソワ・トリュフォー監督の「華氏451」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 レイ・ブラッドベリの小説「華氏451度」を

 もとにして作られた本作は

 他のSF映画にはない「静かなる恐怖」を感じさせる作品であります。

 特殊効果や残酷描写を避け

 ストーリーと人物描写によって「恐怖」を生み出していく姿は

 私にモンスター映画とは次元の異なる「怪奇」の存在を

 見せてくれました。

 (「台詞による状況説明」を避け、考える場所を与えてくれている点も

 素晴らしいです。)

 まさに「精神的SFホラー映画」と呼ぶにふさわしい作品であると

 言えるでしょう。

 SF的な小道具・特殊効果を避け

 発想力恐怖描写によって「暗黒の近未来」を表現した本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。