映画に感謝を捧ぐ! 「キャンディマン」
映画感謝人GHMです。
今回はバーナード・ローズ監督の「キャンディマン」に
感謝を捧げようと思います。
伝説の殺人鬼「キャンディマン」の恐怖を描いた本作は
対照的な要素が見事に調和した「都市伝説型ホラー映画」の雄であります。
恐るべき凶行とユーモラスなネーミングが共存する殺人鬼
ホラー流と社会派サスペンス流とが一体となった演出法
同情すべき点と自業自得的な面を合わせ持つ「ヒロインの災難」が
一体となることによって生じる「複雑怪奇にしてコミカルな世界」は
私にホラー的恐怖・ブラックユーモア・アメリカの病魔に触れる機会を
与えてくれました。
(「善から悪へと転じる」終幕も印象的です。)
まさに「歴史の闇が生んだ恐怖」を見事にホラ-映画化した
作品であると言えるでしょう。
人の憎しみと悲しみが「モンスター」を生み出すことを
都市伝説を通じて世に示した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。