映画に感謝を捧ぐ! 「ロンゲスト・ヤード(1974年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はロバート・アルトリッチ監督の「ロンゲスト・ヤード(1974年版)」に
感謝を捧げようと思います。
刑務所長の命令によって「囚人のフットボール・チーム」を作ることになった
主人公の奮闘を描いた本作は
荒々しくも気高いスポーツ映画の雄であります。
看守への憎しみをフットボールで晴らそうとする囚人チームと
権威保持のために「勝利」を求める看守・刑務所長との試合が
立場・思想を枠を超えた「友情」を生み出す姿は
私に「全力を尽くして闘うこと」によって生まれる絆に触れる機会を
与えてくれました。
(特殊効果では作ることの出来ない「野生の魅力」にあふれたフットボールシーンや
過剰な音楽・演出に頼らない「素朴な感動場面」の数々を
満喫させてくれる点も素晴らしいです。)
まさに不器用にして気高い「男の魂」を
感じさせてくれる作品であると言えるでしょう。
美男美女にはない「美しさ」と「人間味」を持つ荒くれ者たちへの愛と
人の心をゆがめる「権力システム」への怒りに満ちあふれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。