映画に感謝を捧ぐ! 「アタメ 私をしばって」

 映画感謝人GHMです。

 今回はペドロ・アルモドバル監督の「アタメ 私をしばって」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 薬物依存の過去を持つ女優と

 彼女への愛に取り憑かれた男との奇妙な生活を描いた本作は

 狂気と愛に彩られた「スペイン風味のラブ・ストーリー」であります。

 インモラルな関係を描いた物語であるにもかかわらず

 陽気さとのどかさが全編を覆うという

 奇想天外にして微笑ましい状況は

 私に「スペイン文化の一端」と「既存のモラルを超えた(純愛の形)」に触れる機会を

 与えてくれました。

 (エロティックな場面にひねりを加えず

 素直に写し出す大胆さも印象的であります。)

 まさに「奇妙にして美しい愛の物語」であると言えるでしょう。

 変態的ムードと心理学的な説得力を兼ね備えた

 ラブ・ストーリーである本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。