映画に感謝を捧ぐ! 「悪魔の赤ちゃん」

 映画感謝人GHMです。

 今回はラリー・コーエン監督の「悪魔の赤ちゃん」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 「悪魔の赤ちゃん」がもたらす恐怖を描いた

 人気シリーズの1作目となる本作は

 相反する二つの恐怖が見事に調和した「異色の怪奇映画」であります。

 軽量ホラー映画の衣をまといながら

 「モンスターの恐怖」と「社会の恐怖」を同時進行的に描くという

 大胆な試みは

 私に「同時に二つの恐怖を味わう」という

 たぐいまれなる機会を与えてくれました。

 (すべての謎を解明せず、謎を残すことによって

 想像力をかき立てる作りとなっている点も興味深いです。)

 まさに「現代的モンスター映画」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 ホラー・家族劇・社会派劇が一体となって襲いかかる

 スリルを味あわせてくれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。