映画に感謝を捧ぐ! 「パリ・テキサス」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はヴィム・ヴェンダース監督の「パリ・テキサス」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 テキサスの荒野にあるという「パリ」を探し求める

 主人公の姿を描いた本作は

 純文学的ムードに包まれた「静かなる道中映画」であります。

 解説的な台詞や説明的表現を避け

 背景・表情・動きを重視した映像によって

 「想像の翼」を開かせてくれる表現法は

 私に「内なるメッセージを読み取る」ことの大切さを

 示してくれました。

 ある意味本作は「主人公と共に旅する」映画と言えるのかも

 知れません。

 「純文学小説」を思わせる繊細さと道中映画ならではの魅力を宿す本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。