映画に感謝を捧ぐ! 「フローレス」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョエル・シューマッカー監督の「フローレス」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 リハビリ生活を送る元警官と

 ドラッグ・クイーンとの交流を描く本作は

 対照的な二つの魂が織りなす「優しい対決」を描いた作品であります。

 男性の強さと弱さを象徴する存在と

 女性的な明るさと「望まぬ性」を生きる悲しみに包まれた存在とが

 衝突を繰り返しながら「絆」を得る姿は

 私に「不本意な環境」に囚われることの恐怖と

 恋愛とは異なる「愛」の美しさを示してくれました。

 (R・デ・ニーロとF・S・ホフマンの持ち味を生かしたキャスティング・センスが

 物語に深みを与えている点も見逃せません。)

 まさに「硬軟合わせ持つ愛情劇」であると言えるでしょう。

 美男美女とは異なる美しさを持つキャラクターと

 哀愁とユーモアが程よく混ざり合ったストーリーが心地良い本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。