映画に感謝を捧ぐ! 「SMOKE」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウェイン・ワン監督の「SMOKE」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ポール・オースターの小説「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」を

 彼自身の脚色によって映画化した本作は

 アメリカならではの魅力を持った人情映画であります。

 多彩な人種・個性の持ち主たちが総力を結集し

 ドラマティックな表現・劇的なイベントに頼ることなく

 「90年代のニューヨーク」を描くことによって生まれる

 生活感あふれる映像の数々は

 私に「人種のるつぼ」アメリカを象徴する町NYの

 空気に触れる時間を与えてくれました。

 (温もりを持って表現された「喫煙シーン」の数々も印象的であります。) 

 まさに「映画」の枠を超えた感動をもたらす

 群像劇であると言えるでしょう。

 「感動誘発表現」にはない素朴な感動に包まれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。