映画に感謝を捧ぐ! 「マレーナ」
映画感謝人GHMです。
今回はジュゼッペ・トルナトーレ監督の「マレーナ」に
感謝を捧げようと思います。
第2次大戦期のイタリアを舞台に
美貌の人妻マレーナと彼女を見守り続けた少年との日々を
描いた本作は
イタリア風味漂う「激しくも哀しい愛の物語」であります。
ラブ・コメディ風味で進行していく前半から
恋愛悲劇に転じた後
哀しくもさわやかな結末へと向かう物語を
言葉以上の説得力を持つ映像と多彩な音楽によって描いていく姿は
私に戦争の悲劇とイタリア文化の一端に
触れる機会を与えてくれました。
(マレーナに扮したM・ベルッチの七変化ぶりや
主人公の「夢」が程よいユーモアを奏でている点も素晴らしいです。)
まさにイタリア文化の明るさと激しさを感じさせる作品であると
言えるでしょう。
美貌という名の「呪い」と戦争に翻弄された女性の姿を
ユーモアと愛をこめて描いた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。