映画に感謝を捧ぐ! 「ロボコップ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はポール・バーホーベン監督の「ロボコップ」に

 感謝を捧げようと思います。

 サイボーグ警官「ロボコップ」の活躍を描いた人気シリーズの

 

 1作目となる本作は

 コミック・スタイルとバーホーベン・スタイルが

 一体となった作品であります。

 SF漫画的「勧善懲悪劇」と

 P・バーホーベン監督ならではの「反正義精神」が

 一体となることによって生まれた「暴力と悪意に包まれた近未来」は

 私に勧善懲悪劇の裏に潜む残酷さと

 狂気に彩られた「ユーモア」に触れる時間を与えてくれました。

 (「正義の勝利」と「権力にあらがえぬ存在の悲哀」を兼ね備えた

 終幕も印象的です。)

 まさに「非情にして滑稽なるSF映画」であると言えるでしょう。

 

 第2次大戦期の「闇」に支配されたP・バーホーベン監督の魂と

 正義の勝利を願う「コミック魂」によって

 欲望と破壊に彩られた未来図を示した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。