映画に感謝を捧ぐ! 「戦ふ隊商(激斗の河)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はオットー・ブローワー&デヴィッド・バートン監督の

 「戦ふ隊商(激斗の河)」に感謝を捧げようと思います。

 

 カリフォルニアをめざす幌馬車隊の姿を描いた本作は

 開拓時代の光と闇を示した作品であります。

 珍道中的なのどかさを持った前半と

 非情なる戦いと裏切りに彩られた後半が一体となることによって

 歴史の二面性を映し出す姿は

 私に微笑ましさ・恐怖・尊敬の入り交じった時を

 もたらしてくれました。

 (過去礼賛に溺れず、歴史の変化を受け入れることの大切さを

 自然な形で示している点も素晴らしいです。)

 まさに「激しくも優しい」道中系西部劇であると言えるでしょう。

 西部劇の定番と「時代の境目」に生きる人々の思いが

 程よく混ざり合った本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。