映画に感謝を捧ぐ! 「ES(エス)」
映画感謝人GHMです。
感謝を捧げようと思います。
1971年のスタンフォード大学心理学部で行われた実験を
もとにして作られた本作は
人格形成の過程をサスペンス・タッチで描いた作品であります。
人間が作り出した環境によって人間自身が支配されるという
残酷かつ日常的な光景を
幻想的な映像で描くことによって生み出された
「狂気と正気の間に浮かぶ世界」は
私に「状況限定サスペンスの醍醐味」と「ゆがめられた人格形成の恐怖」を
同時体験する機会を与えてくれました。
まさに「精神的(フランケンシュタインの怪物)」がもたらした悲劇であると
言えるでしょう。
「環境による人間支配」を最もクールな形で表現した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。