映画に感謝を捧ぐ! 「髪結いの亭主」

 映画感謝人GHMです。

 今回はパトリス・ルコント監督の「髪結いの亭主」に

 感謝を捧げようと思います。

 髪結い夫婦が織りなす愛の日々を描いた本作は

 官能とユーモアに包まれた「小さき世界の物語」であります。

 表面的な過激さに頼らず

 映像テクニックと詩的なセリフによって生み出されるエロティシズムと

 主人公夫婦を取り巻く奇妙な人々が生み出すユーモアとが一体となる姿は

 

 私に他の官能映画とは異なる「魅惑と笑いにあふれた時間」を

 与えてくれました。

 (外見からは想像もつかないほどの「華麗なるダンス」を披露する主人公の姿も

 印象的であります。)

 まさに可笑しくも美しい「純愛系官能映画」であると言えるでしょう。

 背徳性と純情を兼ね備えた男女二人の姿を

 静かに描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。