映画に感謝を捧ぐ! 「プロフェシー」
映画感謝人GHMです。
感謝を捧げようと思います。
もとにして作られた本作は
凄まじい悪意に覆われた「2000年代流怪奇映画」であります。
抽象的なメッセージに振り回されることによって
自分と周りの人間を傷つけてしまう主人公の姿を
スピード感満載の細切れ映像で描くという本作のスタイルは
私に「狂気と理性の間で揺れ動く感覚」を体験する機会を
もたらしました。
(悲劇を「ハッピー・エンド」風に表現する終幕の残酷さも
忘れられません。)
まさに「非情なる怪奇サスペンス映画」と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
他のモンスター・ホラーにはない恐怖と
探求心に対する皮肉を宿した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。