映画に感謝を捧ぐ! 「沈黙の要塞」

 映画感謝人GHMです。

 今回はスティーブン・セガール監督・主演の「沈黙の要塞」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 S・セガール扮する火消し人が

 環境破壊を行う石油会社に立ち向かう姿を描いた本作は

 単純明快なアクションの中に

 アメリカ政府への皮肉を宿した作品であります。

 「破壊と殺戮を繰り広げながら環境保護を訴える」という

 アメリカ政府の「偽善的外交」を象徴するかのような主人公の活躍ぶりは

 私にアメリカ映画界のもつ「批判精神」の鋭さと

 「アクション映画」に秘められた意外な可能性に接する機会を

 与えてくれました。

 まさに「物語が作り手の意図を超えて動き出す」ことの象徴であると

 言えるでしょう。

 S・セガールならではの「大暴れ映画」が

 皮肉の効いた社会派作品となる姿を示してくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。