映画に感謝を捧ぐ! 「デモンズ」
映画感謝人GHMです。
今回はランベルト・バーヴァ監督の「デモンズ」に
感謝を捧げようと思います。
フランス産ゾンビ「デモンズ」の恐怖を描いた人気シリーズの
1作目となる本作は
妖気と芸術的センスに彩られた作品であります。
不気味さと美しさを兼ね備えた色彩
場違いなまでの軽快な音楽
モンスターでありながら人間味のある「デモンズ」たち
映画と現実の間に突き落とすかのようなストーリーが
一体となって生まれた「狂乱の劇場」は
私を奇妙な美しさと醜悪さの入り交じった世界へと誘ってくれました。
(ハッピー・エンドに見せかけて強烈な一撃を浴びせる終幕も
印象的です。)
まさに「フランス的芸術感覚に彩られたゾンビ映画」であると
言えるでしょう。
「ゾンビ版(カイロの紫のバラ)」と呼びたくなるような物語と
悪趣味でありながらもユーモラスなモンスターが
一体となった本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。