映画に感謝を捧ぐ! 「愛は静けさの中に」

 映画感謝人GHMです。

 今回はランダ・ヘインズ監督の「愛は静けさの中に」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 マーク・メドフの同名舞台をもとにして作られた本作は

 平和的アクションの妙技を味わうことの出来る感動作であります。

 「手話」という名のアクションによって

 他の会話劇にはない「激しさ」と「繊細さ」が形成されていく姿は

 私に「闘いのためではないアクション」ならではの魅力と

 コミュニケーション芸の妙技に触れる時間を与えてくれました。

 (「攻め」と「受け」を使い分けることによって互いの持ち味を高めていく

 W・ハート&M・マトリンの勇姿と

 ハッピー・エンドの中にささやかな苦味を残す終幕も印象的です。)

 まさに「言葉と手を駆使した愛の物語」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 「死」や「見せ物的な同情」に背を向けて

 日常の積み重ねによる感動を生み出した本作と

 

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。