映画に感謝を捧ぐ! 「LA大捜査線/狼たちの町」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウィリアム・フリードキン監督の「LA大捜査線/狼たちの町」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジェラルド・ペティーヴィッチの小説「LA捜査線」を

 もとにして作られた本作は

 迫力と堕落に彩られた刑事アクション映画であります。

 「犯罪集団を捕らえる」という大義名分を振りかざしながら

 犯罪に手を染めていく主人公を

 軽快な音楽と現実感のある映像で描くことによって生まれる「苦い正義」は

 私に「悪と闘うことによって悪に染まる」姿を示してくれました。

 (迫力とユーモアを兼ね備えた「カーチェイス」シーンも印象的でした。)

 まさに「悪の伝染性」を象徴する刑事映画であると

 言えるでしょう。

 追いかけっこ&銃撃戦の醍醐味と

 「毒をもって毒を制す」男たちの苦味が共存する本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。