映画に感謝を捧ぐ! 「天国の日々」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はテレンス・マリック監督の「天国の日々」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 大農場で働く人々の人間模様を描いた本作は

 哀愁の自然美に彩られた作品であります。

 恋愛映画の王道的ストーリーを

 光・闇・植物の美しさを最大限に引き出した映像と

 美しくも哀しげな音楽によって描く姿は

 私に自然の雄大さと人間の小ささを再認識する機会を

 与えてくれました。

 

 (「悪役」を設定せず、登場人物一人一人が「善悪兼ね備えた存在」であるという

 設定となっている点も素晴らしいです。)

 まさに「美術館的魅力」と「人間風刺の精神」を兼ね備えた作品であると言えるでしょう。

 壮大にして美しい自然と小さくて醜い「人間同士の争い」との対称性が

 純文学的ムードを放つ本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。