映画に感謝を捧ぐ! 「ファイト・クラブ」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はディビット・フィンチャー監督の「ファイト・クラブ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 チャック・パラニュークの同名小説をもとにして作られた本作は

 凶暴性と文学性を兼ね備えた「危険な映画」であります。

 物質文明が極限に達した世界の中で展開される

 野性と理性の壮絶なる戦いを

 スピード感と闇に彩られた映像で描く姿は

 私に不安・恐怖・快感の入り交じった感情を

 もたらしてくれました。

 (美しくも危うい絆を感じさせる

  B・ピット&E・ノートンの名コンビぶりも素晴らしいです。)

 まさに「悪徳の魅惑」と「創造物が創造主を支配していく恐怖」を

 生々しくも華麗に描いた作品であると言えるでしょう。

 D・フィンチャー監督の「暗き情熱」と

 現代社会に対する「漠然たる怒り」に満ちた物語が

 最高の結婚を果たした本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。