映画に感謝を捧ぐ! 「ファイト・クラブ」
映画感謝人GHMです。
感謝を捧げようと思います。
チャック・パラニュークの同名小説をもとにして作られた本作は
凶暴性と文学性を兼ね備えた「危険な映画」であります。
物質文明が極限に達した世界の中で展開される
野性と理性の壮絶なる戦いを
スピード感と闇に彩られた映像で描く姿は
私に不安・恐怖・快感の入り交じった感情を
もたらしてくれました。
(美しくも危うい絆を感じさせる
B・ピット&E・ノートンの名コンビぶりも素晴らしいです。)
まさに「悪徳の魅惑」と「創造物が創造主を支配していく恐怖」を
生々しくも華麗に描いた作品であると言えるでしょう。
D・フィンチャー監督の「暗き情熱」と
現代社会に対する「漠然たる怒り」に満ちた物語が
最高の結婚を果たした本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。