映画に感謝を捧ぐ! 「天国の門」
映画感謝人GHMです。
感謝を捧げようと思います。
1800年代後半のアメリカにおいて発生した「ジョンソン郡戦争」を
もとにして作られた本作は
作り手の「思い」が込められた作品であります。
1800年代のアメリカを覆う「混沌」がもたらした悲劇を
「映像芸術」として甦らせようという
M・チミノ監督と仲間たちの執念が生み出した「美しくもおぞましい物語」は
私に「狂気」の域にまで達した芸術思考と
歴史の犠牲となった人々が放つ怨念が一体となる姿を
示してくれました。
(人物描写・ストーリーを極限まで薄めることによって
歴史の雄大さと人間の小ささを示すという
大胆きわまる試みに挑んだ点にも衝撃を受けました。)
まさに「呪われた歴史映画」の称号にふさわしい作品であると
言えるでしょう。
数多くの犠牲と尋常ならざる「こだわり」によって
生を受けた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。