映画に感謝を捧ぐ! 「クリスタル殺人事件」

 映画感謝人GHMです。

 今回はガイ・ハミルトン監督の「クリスタル殺人事件」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 アガサ・クリスティーの小説「鏡は横にひび割れて」を

 もとにして作られた本作は

 3つの快感に満ちた作品であります。

 ミステリー映画ならではの「だまされる快感」

 「犯罪を通じて世界の内幕をのぞき見る」快感

 「女優陣の個性とキャラクターが一体化する」快感が

 一つの作品に集結する姿は

 私に「探偵小説の魅力と映画の魅力を同時体験する機会」を

 与えてくれました。

 (行く先々で人を怒らせる警部の存在が作品のユーモアを高めている点も

 見逃せません。)

 まさに「探偵小説型女性映画」の雄であると言えるでしょう。

 ミステリー・サスペンスの王道と

 女性映画の王道が一体となった本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。