映画に感謝を捧ぐ! 「運命の女」

 映画感謝人GHMです。

 今回はエイドリアン・ライン監督の「運命の女」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 1968年の映画「不貞の女」の再映画化となる本作は

 サスペンス風味の家族修復劇であります。

 緩やかに崩れ始めていた夫婦関係が

 二つの「罪」によって修復されていく姿を

 エロティック・サスペンス風味で描くことによって生まれる「皮肉な癒し」は

 私に「人間関係」の神秘に触れる機会を与えてくれました。

 (R・ギア&D・レインの名コンビぶりが

 2000年代においても健在である点もうれしいです。)

 まさに「背徳のホームドラマ」と呼ぶにふさわしい作品であると

 言えるでしょう。

 日常に潜む「堕落への扉」と

 秘密によって成熟していく人間関係を示した本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。