映画に感謝を捧ぐ! 「仕組まれた罠」
映画感謝人GHMです。
今回はフリッツ・ラング監督の「仕組まれた罠」に
感謝を捧げようと思います。
エミール・ゾラの小説をもとにして作られた本作は
理性の大切さを説いた作品であります。
マイナスの感情に囚われた男女が
自らの感情によって破滅への道へと向かう姿を
サスペンス風味で描くことによって生まれる「心的恐怖」は
私に「理性を保つことの大切さ」を再認識する機会を
与えてくれました。
(惨劇と平和の差を示すかのような終幕も印象的です。)
まさに「教訓系サスペンス映画」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
衝動に支配されることによって滅びた人間と
理性を守り続けることによって平和を勝ち得た人間の姿を
テクニカルな映像法で描いた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。