映画に感謝を捧ぐ! 「お熱いのがお好き」

 映画感謝人GHMです。

 今回はビリー・ワイルダー監督の「お熱いのがお好き」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 マフィアの追跡を逃れるために女装した二人組が引き起こす

 大騒動を描いた本作は

 豪快にして細心な喜劇映画であります。

 残酷なシーンの中にもユーモアを宿す演出技と

 複雑化した人間模様を整理する脚本技によって

 「笑いと論理性が調和した世界」を生み出す姿は

 私に痛快さと感動の入り交じった感覚を

 与えてくれました。

 (「女装」という設定のみに頼らず

 様々な角度から「笑い」を作っていく点も素晴らしいです。)

 まさに「巧妙なる喜劇」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 軽妙なる逃亡劇を通じて

 「人は不完全であるが故に魅力的である。」ことを示した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。