映画に感謝を捧ぐ! 「奇人たちの晩餐会」

 映画感謝人GHMです。

 今回はフランシス・ヴェベール監督の「奇人たちの晩餐会」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 「奇人たちの晩餐会」から始まった珍騒動を描いた本作は

 笑いと風刺が程よく混ざり合った「巻き込まれ喜劇」の雄であります。

 「(善意がことごとく裏目に出る)姿を笑う物語」という名の

 衣をまといながら

 

 「道化が(強者の傲慢)を打ち砕く」風刺喜劇の刃を放つ姿は

 私に笑いと感心の入り交じった感情をもたらしてくれました。

 (しんみりムードの中から「奇襲的どんでん返し」を繰り出す終幕の味わいも

 素晴らしいです。)

 まさに「会話系喜劇」の雄と呼ぶにふさわしい作品であると

 

 言えるでしょう。

 ドタバタ喜劇の王道に程よい苦味と人情を

 加えることによって生まれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。