映画に感謝を捧ぐ! 「アイリス(2001年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はリチャード・エア監督の「アイリス(2001年版)」に
感謝を捧げようと思います。
ジョン・ベイリーの著書「アイリスとの別れ(1) 作家が言葉を失うとき」を
もとにして作られた本作は
美しさと残酷さを兼ね備えた「愛の物語」であります。
明るくも神秘的な愛に彩られた「若き日」と
静かなる恐怖と優しさに彩られた「現在」を交錯させながら
時と共に変化し、成長していく愛の形を描く姿は
私に他の難病映画にはない「静かな感動」と
「愛」について考える時間を与えてくれました。
(若き日と現在の姿を別の俳優・女優が演じているにもかかわらず
違和感を感じさせない演技力+キャスティング・センスも
素晴らしいです。)
まさに「愛」の強さ・痛みを感じさせてくれる作品であると
言えるでしょう。
「心の病」に負けることなく輝く夫婦愛を
素朴な表現法で見せてくれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。