映画に感謝を捧ぐ! 「ブラザーフッド(1986年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はチャールズ・ブレイバーマン監督の「ブラザーフッド(1986年版)」に
感謝を捧げようと思います。
荒廃した学園を救うため
自警団「ブラザーフッド」を結成した若者たちの
運命を描いた本作は
軽快にして苦い青春映画であります。
青春映画の衣をまといながら
アメリカに潜む病魔「人種問題」・「暴走する自衛意識」を描くという試みは
私にティーンエージャーの持つ輝きと危うさを
再認識する機会を与えてくれました。
(K・リーヴス&K・サザーランドが
彼らのイメージとは異なる役柄に挑んでいる点も見逃せません。)
まさに「西部劇感覚」と「現代社会」が一体となった作品であると
言えるでしょう。
娯楽性を維持しながら
「正義感の落とし穴」・「生活格差がもたらす(思考の断絶)」を
表現することに挑んだ本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。