映画に感謝を捧ぐ! 「フェイク・シティ ある男のルール」

 映画感謝人GHMです。

 今回はディビット・エアー監督の「フェイク・シティ ある男のルール」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 

 元相棒の敵を追う刑事の姿を描いた本作は

 悪意に彩られた刑事映画であります。

 人種差別と権力不信によって形成された物語を

 滑らかな映像と程よいアクションを駆使して

 娯楽作品に仕立て上げていく姿は

 私に「心中の闇」に対する

 映画人的対処法を示してくれました。

 (主演男優キアヌ・リーブスの「神経質」なキャラクターが

 作品世界と調和している点も見逃せません。) 

 まさに「社会への鬱屈」に満ちあふれた

 作品であると言えるでしょう。

 勧善懲悪劇の衣をまといながら

 正義の壊れた世界を描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。