映画に感謝を捧ぐ! 「REC/レック」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジャウマ・バラゲロ&パコ・プラサ監督の「REC/レック」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 深夜のアパートで発生した怪現象を描いた本作は

 奇妙なスリルと情熱に包まれた作品であります。

 極限までに限定された視点・不安定な映像

 「今・そこにあること」のみを描くことに徹したストーリーが

 一体となって「不条理なる小世界」を映し出す姿は

 私に臨場感と圧迫感に満ちあふれた時間を与えてくれました。

 (「映画的音楽」を廃し、効果音のみに徹した音楽表現が

 成されている点も印象的です。)

 まさに「疑似ドキュメンタリー・ホラー」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 「理解できない」ことこそが恐怖の根源であることを

 コンパクトな演出・物語によって示した本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。