映画に感謝を捧ぐ! 「夜の大捜査線」

 映画感謝人GHMです。

 今回はノーマン・ジェイソン監督の「夜の大捜査線」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジョン・ポールの小説「夜の熱気の中で」を

 もとにして作られた本作は

 大きな歴史的意義を持った犯罪捜査映画であります。

 コンビ映画の醍醐味である

 「対称性を持った二人が共通の目的に挑む中で

 互いの個性が混ざり合う」姿を世に知らしめ

 「社会悪を糾弾しながら、娯楽性を保つことが可能である」ことを

 身をもって示した本作は

 私に感動・興奮・驚きの入り交じった時間を

 与えてくれました。

 (季節・土地柄を最大限に活用している点や

 サスペンス映画らしからぬ「多種多様な音楽」を

 堪能できる点も素晴らしいです。

 まさに「後世の犯罪映画・社会派映画」に

 道しるべをもたらした作品であると言えるでしょう。

 1960年代後半のアメリカ社会に広がる「空気」と

 コンビ映画の魅力が一体となった本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。