映画に感謝を捧ぐ! 「キャビン・フィーバー」
映画感謝人GHMです。
今回はイーライ・ロス監督の「キャビン・フィーバー」に
感謝を捧げようと思います。
山へ旅行に出かけた若者たちを襲う恐怖を描いた本作は
善意崩壊の恐怖を描いた作品であります。
見えざる怪物「ウィルス」がもたらす恐怖によって
殺意の化身と化していく人間たちの姿を
素朴な残酷描写と暴力シーンの連打によって表現することによって生まれた
軽やかなる惨劇は
私に「閉鎖状態の人間真理」の危うさと
「理解できない」ことによって生まれる恐怖心のすさまじさを
示してくれました。
まさに「人間の心身に伝染する」見えざる悪魔の恐怖を描いた
ホラー映画であると言えるでしょう。
凄まじい勢いで感染していく悪意と恐怖心を
悪ノリ的なメイクとスピード感で描いた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。