映画に感謝を捧ぐ！ 「永遠のこどもたち」

　映画感謝人ＧＨＭです。

　今回はＪ・Ａバヨナ監督の「永遠のこどもたち」に

　感謝を捧げようと思います。

　かつての孤児院に移り住んだ家族を襲う

　怪異を描いた本作は

　奇妙な論理性を持った怪奇映画であります。

　ゲーム感覚で真相に迫っていくストーリーと

　外見的残酷さよりも心理的恐怖・苦痛に重きを置いた演出法が

　一体となって「無情なる宝探し」へと誘う姿は

　私に知的遊戯の醍醐味とダークファンタジーの恐怖を

　同時体験する機会を与えてくれました。

　（超常現象の恐怖と共に

　「子供特有の残酷さ」をしっかりと表現している点も見逃せません。）

　まさに「残酷童話」の雄と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。

　心理学的因縁と童話的な残酷さを兼ね備えた本作と

　生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を！！！。