映画に感謝を捧ぐ! 「ダーク・ウォーター」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウォルター・サレス監督の「ダーク・ウォーター」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 鈴木公司の小説「仄暗い水の底から」をもとにして作られた

 映画の2作目となる本作は

 精神に重きを置いた怪奇映画であります。

 怪現象による殺傷・破壊描写を最小限にとどめ

 精神ダメージに重きを置いた作風がもたらす

 「冷徹なる恐怖」は

 私に「社会・人間関係の歪み」こそが恐怖の温床であることを

 示してくれました。

 (理不尽な状況をハッピー・エンド風に表現した終幕も

 印象的です。)

 まさに「教訓系ホラー」の雄と呼ぶにふさわしい作品であると

 言えるでしょう。

 ホラー映画の衣をまといながら「都会生活の闇」を暴き出した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。