映画に感謝を捧ぐ! 「知らなすぎた男」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・アミエル監督の「知らなすぎた男」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ロバート・ファーラーの小説をもとにして作られた本作は

 逆転の発想を満喫できる痛快作であります。

 スパイ映画・サスペンス映画特有の

 記号的キャラクター・ご都合主義的展開を

 笑いの種子に変えていく姿は

 

 私に「シリアスとコメディは紙一重の位置にある」事を

 示してくれました。

 (「立っているだけでも笑いを誘う」B・マーレイの持ち味が

 作品の皮肉性を高めている点も見逃せません。)

 まさに「知らぬが仏映画」と呼ぶにふさわしい作品であると

 言えるでしょう。

 遊び感覚で世界を救う主人公の勇姿が心地良い本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。